手漉き紙で作るオリジナル手帳

フィリグラーナ紙美術館の紙漉きの様子

マルケの伝統を語るとき欠かせないのはコットン紙作りの歴史です。
皆さんも、水彩画用紙の端にFABRIANOと漉いてあるのを1度は見たことがあると思います。
そうです、ファブリアーノはヨーロッパでも最古の歴史のある紙の町で、古着を再生することから紙作りの歴史の生まれた場所。現在では紙幣の製造、水彩画用紙、アートペーパーなどあらゆる分野で使用される紙を製造しており、ヨーロッパにおける紙の歴史を体感するには指折りの町です。ここでは、ファブリアーノの紙美術館とのコラボにより、皆さんに実際紙漉きを体験していただき、ご自身で漉かれた紙でオリジナルのダイアリーや手帳を製本していただく、という究極のハンドクラフト(?)ともいえるワークショップをご紹介します。
まずはファブリアーノの紙美術館で美術館見学、紙すきを体験していただき、その紙を製本技術の歴史のあるウルビーノで製本を学ばれた職人さんの手ほどきを受けながら、オリジナルの手帳、を作っていただきます。製本の工房はアドレア海岸の町ペーザロのロレーナさんの工房をたずねます。
2日間で、山のファブリアーノから、海のペーザロまで、マルケのおいしいとこどりをしながらクラフトを楽しめるお得なプログラムです。一から自分で作った手帳を使われるときは喜びもひとしおのはず。もちろんファブリアーノのほど近くにあるヨーロッパ最大級の鍾乳洞、フラサッシ鍾乳洞を見ずに帰るのはもったいないので、こちらも1日目のプログラムに組み込みました。
ちょっとした海と山とクラフトの2日間横断ツアー、宿泊はカッリ近郊のB&Bまたはアグリで。もちろん昼食は山の幸、海の幸をそれぞれ味わえる地元のレストランへご案内いたします。

手漉き紙で作るオリジナル手帳コース

実施人数: 3名様より
所要日数: 2日間(1泊2日)
費用: 3名様でお一人400ユーロ、3名様以上はお問い合わせください。

費用に含まれているもの: ファブリアーノ紙美術館入場料、紙漉き体験と製本教室の費用、フラサッシ鍾乳洞入場料、1泊の宿泊費(イタリア式朝食つき)、通訳、アテンド料
*送迎または昼食・夕食代は含まれておりません。お見積もりの際に全てのサービスを含めた料金をご案内いたします。2日目が終了するのは夕方ですので2泊を希望する方はお問い合わせください。
*宿泊先は、参加される人数と空室の有無によって変わります。こちらで問い合わせた後にお客様にご案内いたします。
*イタリア式朝食は甘いブリオッシュやジャムのタルト、パンのジャム添えにカフェラッテとなります。

diari vari

色々なバリエーションの革張り手帳

regatoria

ウルビーノで製本を学んだロレーナさんが手ほどきをしてくれます